今週の言葉 (掲示伝導)

「いのち」を考える。

毎日の様に目や耳を疑う報道が流れてきます。中でも、親が子の、子が親の命を奪うというニュースが後を絶ちません。またその多くが猟奇的なものばかりであることに驚きを感じます。

物質が溢れ、自己の欲求がなんでも叶う現代、大切な何かが失われている気がします。物が豊かではなかった時代は、逆に人々の心が今よりもっと豊かだったでしょう。大切なわが子の命を奪うなんてことはありえず、どうにかして子供の命を生かそうと必死だったはず。また、厳しい親は今も昔も同じ。その違いは、厳しさの裏側にある心なのではないでしょうか。現代の様々な環境が親子の歯車を狂わせ、絆が失われているに違いありません。

 この混沌とした時代に、本当の智慧をもって、私たち自身が尊い命を頂いて生かされていることに気づき、改めて命の尊厳性を考えていかなければならないと思います。

合 掌