今週の言葉 (掲示伝導)

「命の尊さ」

現在の日本のペット産業は1兆円とも言われております。多くの人が、様々なペットを飼っていると言われておりますが、先日このようなお話を聞きしました。
ある男の子がカブトムシを飼っていましたが、残念ながら死んでしまいました。その男の子は死んだカブトムシを見て、お母さんを呼んで、『このカブトムシの乾電池を取り換えて』と言ったそうです。
また最近の若いお母さんに、「魚の絵」を書いてくださいとアンケートを取ると、多くの方は「四角い魚」つまり「調理されたサクの状態」の魚を思い浮かべるそうです。
ニュースを見ても、様々な悲惨な事件をよく耳にします。最近の日本の社会では、どうも『命の尊さ』が薄れてきているように思えてなりません。

「人は2回死ぬ」、そのような言葉があります。
1回目の死は臨終の時、2回目の死は「亡くなった人」が誰からも忘れ去られた時だそうです。
人は死んでしまったら終わりではないのです。故人の「みたま」は、阿弥陀様のいらっしゃる極楽浄土へ救い取られます。また、私たちが思いを向けたとき、故人はいつでも私たちと共にあります。そして、私達と極楽浄土の故人とをつなぐものが「南無阿弥陀仏」、つまりお念仏なのです。
これからは、是非私達と故人、そして阿弥陀如来様との眼には見えないけれども、「ご縁」でつながっていることを感じて頂きながら、『命の尊さ』を伝えていきたいですね。
中郡組 福田 雅宏