今週の言葉 (掲示伝導)

「偽」

昨年は世相を表す漢字が「偽」であったように食品の賞味期限改ざん、食品産地偽装、耐震強度偽装など「偽」にまつわる事件を多く耳にしました。そして今年も後をたちません。
偽とは「人」と「為」から成る漢字で、「人」間の作「為」によるものという意味を持っています。儲けること、利益を得ることばかりに追われ、真実を偽るのは許されることではありません。
しかし不正を犯した人々の中には、少しくらいならごまかせる、又まわりの人々に流されて、といった弱い気持ちから偽装に手を染めた人もいるかもしれません。私もついつい自分にとって都合のいいことばかり考えたり、まわりに流されやすい人間です。同じような状況になった時自分はどうだろうか?と考えることがあります。間違っていることは間違っているとはっきり言えるかと・・・。
不正を犯した人々を非難し、「偽」であふれる今の世の中を嘆くことは簡単ですが、それだけでなく日々の自分を戒め、自分自身を見つめ直すことが大切なことではないでしょうか。

鎌倉組理事 伊香輪一暁