今週の言葉 (掲示伝導)

「到彼岸」

「到彼岸」
立秋が過ぎたとはいえ厳しい暑さが続く毎日でしょうが、お盆を過ぎますと次第に
暑い日も少しづつ和らぎ、ようやく過ごしやすい季節になって来ます。
九月に入り間もなくすると秋の彼岸です。秋分の日を中日(ちゅうにち)とし、前後三日間合わせて
一週間の仏教行事を彼岸としています。彼岸の中日には、太陽が真東から昇って真西へ
沈むのに因んで、西方十万億土の阿弥陀様の国 極楽浄土を偲び、既に往生された人、
ご先祖様を敬い手を合わせお念仏を申すものです。
 彼岸とは、彼の岸に到ると書き到(とう)彼岸(ひがん)ともいいます。文字通り彼岸へ到達するという意味です。
彼岸は、迷いや煩悩に満ちた現実の岸(此の岸)に対し、悟りの岸(彼の岸)仏の世界、極楽浄土
のことです。彼岸への道の実践行として、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六波羅密という
実践行をしつつ歩まなければなりません。彼岸の期間中には、ご先祖様や先亡の諸霊の供養
をし、その功徳によって私たちもまた、阿弥陀様やご先祖様がおられる西方極楽浄土へ往生
することを願い、しっかりとお念仏行に精進していきたいものです。
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