仏教語

無常(むじょう)

世間のあらゆるものが、生滅をくりかえしとどまることがないことをいう。仏教の基本的な思想の一つ。『平家物語』の冒頭の句に「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり…」などと表現されるように、日本では中世以降、栄枯盛衰を「無常」と理解することが転じて、「死」を連想させる用語として用いられるようになり、日本の古典文学にも仏教の無常観が大きな影響を与えている。