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第19期 神浄青会長挨拶

第19期 神浄青会長挨拶
聖号十念 この度、浅学非才の身でありながら、第19期浄土宗神奈川教区青年会・第17代会長に就任いたしました高座組宗仲寺平野誠司でございます。諸先輩の皆様が築きあげてこられた伝統を礎に、この2年間精一杯努めてまいりたいと思いますので、どうぞ叱咤激励の程をお願い申し上げます。

さて、連日マスコミを賑わしている犯罪の数々、それも目を覆いたくなるような痛ましい事件が次々と起こっています。物の豊かさとは裏腹に、無差別殺人、親子間の殺人や虐待等、命の大切さが忘れられた姿がそこにあります。本来人の心の乱れた世にあって、私たちは、今こそ浄土宗の一僧侶としてどうあるべきかを真剣に考え、行動すべき時ではないでしょうか。
そこで第19期の活動テーマに掲げたのが「原点回帰」です。即ち、乱世に生きる人々の支えとなり専修念仏を通して民衆の魂を救済された法然上人の懐へもう一度帰り、原点を見直していこうとするものであります。
前期最後の法然塾で、800年大遠忌を見据えて「今、何をすべきか」をなげかけられ、バトンを引き継いだ今、身の引きしまる思いの中から“衿を正す”ことに心したいと思います。
「原点回帰」 法然上人は「予がごときはすでに戒定慧の三学の器にあらず」という徹底した自己省察をされています。私たちも先ずは自省からはじめ、その中で当神奈川教区青年会のあり方も見つめ直していきたいと考えます。

今期事業としましては、9月に他宗団見学として、法然上人が学ばれた比叡山を訪れ、
黒谷青龍寺での別時会を計画しております。その他、教区長杯争奪ソフトボール大会を港南組の担当により開催します。また、神浄青が発足して今年35周年を迎え、記念事業として神浄青手帳の発行、12月には記念講演並びに懇親会を開催し、諸先輩方と現会員との交流をはかりたいと思います。
次年度の初旬に、檀信徒の皆さんと共に僧俗一体となってお念仏をお唱えする神浄青大別時念仏会を開催いたします。この大別時念仏会は、第17期からの継続事業で、第3回となりなりますが、過去2回とも大勢の檀信徒のご参加を頂いております。ただ、別時会ですのであくまでも「自行」という考えの中で行ってまいります。私達の如法な姿を見ていただき、そして、一緒に木魚をたたきお念仏を声高らかに唱えしていただく、その中で、参加された檀信徒の皆さんが「参加してよかった」と思っていただければ、そこに私たち青年会に出来る教化が生まれると考えます。また、会員の多くは自坊において副住職という立場にあります。この別時念仏会の経験が、将来、自坊で檀信徒と共にお念仏をお唱えする縁となれば、大きな意味があると思います。

現在、神浄青も124名の会員をもって構成されていますが、各事業においては、限られた参加者となっている現状があります。そこで、1人でも多くの会員が浄青の活動に心を向けていただく事を今期の課題としています。是非、神浄青の諸事業並びに関ブロ・全浄の事業に参加し持てる若い力を貸して頂きたいと思います。
皆で心を合わせて、3年後に迫っている大遠忌へとつなげていきたいと願っています。

平成20年 4月
浄土宗神奈川教区青年会
第19期会長 平野誠司