Web 法話

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この世では、どんなに大切な方とも、必ず別れの日がやってきます。 しかし、私たち人間はそのようになったとき、「もう一度大切な人に会いたい」と考えてしまうでしょう。阿弥陀様は、このような、私たちが抱く、ありのままの人間の心も気づいてくださっております。

 浄土宗で読まれる、阿弥陀経というお経の中に、『倶会一処』という言葉があります。その言葉の中には、「私たちが、この世で別離しようとも、必ずまたひとつのところ、阿弥陀様の極楽浄土で会いましょう」という教えが込められています。極楽浄土は、清浄で嘘偽りのない真実の目覚めの世界であり、光明輝く世界であります。そこでは阿弥陀様をはじめ、たくさんの仏さま方が楽しく生き生きとして活動しておられます。誰の命も輝き、躍動しています。そこには、ご先祖様など、先になくなった方々が、後にくる人々をお待ちくださっているのです。

 心から極楽浄土への往生を願い、お念仏に励まれたなら、阿弥陀さまに導かれ、生きている間は心安らかに、命尽きたならば、極楽浄土へ往生させていただき、そして、先に往生された、大切な人と再会できるのです。この「ご法話」は、浄土宗神奈川教区『テレホン法話』、平成17年5月分 第857話を掲載しています。