今週の言葉 (掲示伝導)

「海路を船にのりて行くがごとし」

お念仏は、歩いていても止まっていても座っていても横になっていても、どのような状況にあろうとも、また、体や口が汚れていようとも、また、お念仏をお唱えしている時に、ふと、他の何かの言葉を出してしまっても、何かの事情でお念仏を欠かしてしまうようなことがあっても、お浄土に、いつもしっかりと心をよせてお唱えすれば、自ずと心が清らかになる行となり、途中で途絶えてしまっても、お念仏が往生のためのもであることには変わりなければ、無駄になるようなことも無く、お念仏を欠かして嘆かわしいと少しでも思えば、それはすでにお念仏を心掛けていることに相違ないと法然上人は申されていらっしゃいます。

お念仏のみ教えは「海路を船にのりて行くがごとし」。阿弥陀さまの本願という船に乗り、生死という迷いの海を渡り、極楽の岸にたどり着くための、特別に難儀なことや細かいことのないとても易しい行に他ならいのです。