寺院紹介

「相傳山 勝願院 浄蓮寺」

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神奈川県小田原市桑原にある浄蓮寺は、浄土宗の第五祖定慧上人により開山された名刹です。この定慧上人は、浄土宗の僧侶、ならびに五重相伝を受けた檀信徒などがいただく「誉号」を最初につけた方で、当寺はいわば「誉号発祥の地」といえます。

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定慧上人は、元応二年(1320年)に浄土宗の第四祖の良暁上人から、浄土宗の僧侶となるための奥義である「宗戒両脈」を受け、鎌倉悟真寺(現在の鎌倉の大本山光明寺)や箕田勝願寺(現在の埼玉県鴻巣市)に住持したのち、神奈川県小田原桑原にある当寺を建立して隠栖しました。その後も浄土宗の第七祖聖冏上人をはじめ多くの弟子が参集し、「桑原道場」といわれるようになりました。なお、「桑原道場」とある当寺本堂の寺号額は、増上寺第三十四世証誉雲臥上人(元禄十三年~宝永元年[1700年~1704年]在位)の書によるものです。

定慧上人の入寂後も栄え、子院十九か寺を有したといいます。その後、一時衰退しましたが、元和元年(1615年)頃に立誉が再興したと考えられています。

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現在、境内には「旧蹟誉号元祖桑原道場」の碑があります。

小田原組 石川琢道